今日は、仕事でお世話になっているアトリエ渋谷(しぶたに)さんが開催している作品展に行ってきました。

この作品展は、模写絵師である“つねきち”さんの作品が、3フロアに渡って展示されています。
(1階は葛飾北斎の模写、2階は安藤広重の模写、3階はゴッホの油絵の模写等)
色彩や人物の表情・天候表現等、つねきちさん独自の個性的な世界観を感じることが出来ます。
つねきちさんは、知的障がい2級をもちながらアトリエ渋谷さんで働いている方。
つねきちさんを含め、同社には、5名の障がいをお持ちの社員が在籍しています。
同社では、2015年から就労支援機関等のサポートを得ながら障害者雇用を積極的に行っています。
2017年には、地元である千代田区の(公財)まちみらい千代田主催「千代田ビジネス大賞」でも賞を受賞されました。
今回は渋谷社長もお会いできたので、そのあたりの経緯も含め、多くのお話を伺うことが出来ました。
障がい者雇用を始めたことは、つねきちさんとの出会いが大きく影響したそうで、それまで周囲には障がいをもっている方がいなかったそうです。
彼を知ることで、自分を含め“健常者として生まれたことは決して当たり前ではない”と気づかれた。と同時に、障がいを持つ方々の様々な状況を知り、望めば好きなだけ働ける自身の環境に感謝の気持ちを持つようになったそうです。
働きたくても働ける場が見つからない方達がたくさんいる社会の中で、一人でも多く、そのような方が働ける会社にしていきたいと熱意を込めて語っておられました。
障がいを持つ方々が末長く働けるために、つねきちさんの描いた複製画や画集・グッズの販売促進もしていくなど、「つねきち事業」のような新しい方法も模索されているそうです。
つねきち事業が発展すれば、同社の障がい者雇用での昇給や人員拡大などにも繋がり、障壁のない共に生きる社会づくりが進展しますね!
この個展は、クラウドファンディングで実現しています。 より詳しいことはこちらから
(クラウドファンディング=不特定多数の人がインターネットを経由して他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと)
私にできることは少ないのですが、このような情報発信をすることで、少しでも多くの方の目に留まり、足を運んで興味を持って頂けるキッカケが提供できれば良いな!と思っています。
ということで…
個展名:『模写絵師つねきち作品展』
日時:6/10(月)~23日(日)
6/22(土) 10:45~18:15
6/23(日) 10:45~17:00
場所: 御茶ノ水ソラシティGallery蔵
主催:有限会社アトリエ渋谷
日曜までですよ!
御茶ノ水界隈にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください☺
本日もお読み頂きありがとうございます。